
- 2025.07.02
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いすゞ×HARDCARGOコラボの
エルフミオにダブルキャブが新登場!
TOPハードカーゴマガジンいすゞ×HARDCARGOコラボのエルフミオにダブルキャブが新登場!
- 2025.07.02
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いすゞ×HARDCARGOコラボのエルフミオにダブルキャブが新登場!
商用車カスタムの楽しさが詰まった
HARDCARGO
in FIELDSTYLE2025をリポート
5月17-18日にセントレア(中部国際空港)に併設された愛知スカイエキスポでフィールドスタイル2025が開催され、ハードカーゴは幅30mという巨大なブースを出展。軽トラックを中心に10台以上がブースに並んだ。主力である軽トラックや軽バンなどのデモカーを中心となったが、ここ最近力を入れている小型貨物車シリーズからプロボックスやハイエースのデモカーも会場に並べられ多くのギャラリーの注目を集めていた。
今回の出展のトピックとなったのが、日本の自動車文化を紹介する"Steve's POV(スティーブ的視点)"でもおなじみ人気アメリカ人Youtuberスティーブさんとのコラボブース。Steve's POV仕様の軽トラダンプ仕様をディスプレイしたほか、スティーブさんもブースに立ち、グッズ販売なども行われた。ファンにとっては彼と話すことができる絶好の機会となったはずだ。
TOPIC 01
ダブルキャブベースで
普段使いでの利便性が高まった
HARDCARGO仕様のいすゞ・エルフミオ
2025年のフィールドスタイルに出現したハードカーゴの特大ブース。その中央に展示された「今回の主役」が、ダブルキャブをベースとした、ハードカーゴ仕様のいすゞ・エルフミオだ。2024年末に開催された前回のフィールドスタイルジャンボリーでは、いすゞブースでシングルキャブのいすゞ・エルフミオをベースにした“エルフミオ・クロスコンセプト”が登場し、大いに話題となったのが記憶に新しいが、今回はよりブラッシュアップした発展系がお披露目。これはつまるところいすゞとハードカーゴのコラボレーションプロジェクトが継続しており、確実に進化していることも表している。


さて、今回展示されたエフルミオクロスコンセプトを見てみよう。ベースカーはエルフミオの6人乗りダブルキャブがベース。カラーは明るい青色でエルフ伝統の「ペールプルー」をチョイス。家族でアウトドアを楽しむような使い方にもマッチしそうだ。

エルフミオはシングルキャブ、スペースキャブ、ダブルキャブの3種類のキャビンがあり、それぞれ荷台の長さが異なるので、今回はダブルキャブ専用のベッドキャリアやルーフラックをハードカーゴが新規製作。シングルキャブ用のベッドキャリアは左右合計6本の柱で構成されていたのに対し、ダブルキャブ用は前後左右の4本。これは側面のアオリを開くことで、荷台への荷物の搭載にフォークリフトを使用できるためのスペースを確保するためだ。
ほかにも、ベッドキャリアの上のラックはベッドに備わる純正の鳥居と高さを合わせることで、キャビンの上に設置されたルーフラックとの高さを統一。車長いっぱいの長尺物をルーフに積載することを可能とし、仕事づかいだけでなくレジャーシーンでカヌーなどを運搬する際にも便利なハズだ。
荷台はガンガン使うシチュエーションでの実用性を高めるべく、ベッドフロアの保護効果が期待できるラプターライナーにて塗装。同様にバンパーやフェンダーもラプターライナーで塗装したほか、純正スチールホイールもブラックアウト。ハードカーゴがプロデュースしたパイプ製のフロントバンパーガード、リアバンパーガード、マッドフラップなども黒で統一するカラーコーディネートが商用車らしからぬギア感を演出している。

「エルフミオのアクセサリー制作を通じて、製品の作り方や考え方も変わってきました。もちろんこれまで培ってきたハードカーゴらしさは変わりませんが、商用トラックは今後もまだまだ伸び代のあるジャンルだと思うので、エルフミオ用のパーツ開発を進めていきたいです。今回の展示にはいすゞA&Sさんからも説明員としてスタッフに常駐していただきましたし、いすゞA&Sの久富社長(写真左)も駆けつけていただきました。装着パーツの市販化に向けた体制も整いつつありますので、今後もいすゞA&Sとハードカーゴのコラボレーションにご期待ください!」とハードカーゴ田中代表(写真右)。今後の進捗にも期待が持てそうだ!

Customization Features
いすゞA&Sとハードカーゴによる
架装を深掘り!

Point 01
今回の展示モデルはダブルキャブがベースとなっている。これなら6名が乗車でき、荷物も大量に積むことができる。仕事はもちろんだが、家族でキャンプに行く際にも最高の相棒となりそう!

Point 02
荷台はベッドフロアも含めてラプター塗装を施すことでマットブラックに。これによって大きな荷物を積んだ際にもベッドの傷つきを抑制し、ベッドフロアの保護にもなるという。

Point 03
キャビン上にローマウントのルーフラックを設置。装着した際の設置高を一般的な立体駐車場の制限である2.1m未満に抑えている他、ベッドキャリア上のラックと高さを揃えることで長尺物を搭載可能。
Point 04
テールライトの脇に装着されているのは、荷台のアオリを開けた際にボディに接触しないためのカラープロテクター(小型トラック用)。当然本来はただの黒いゴムだが、ハードカーゴ製はなんとカモ柄。こんなところにも遊び心満載。
Point 05
ボディはエルフミオ専用色のペールブルーをチョイス。フロントバンパーはベッド同様にラプターライナー塗装を施し、これにLEDマーカー アンバー色が備わるパイプ製のバンパーガードを追加で装着している。

Point 06
リアにも車体保護と突入防止を兼ねたパイプガードを装着。リアゲートにはISUZUのスクリプトロゴが入る。これは国産ピックアップの輸出仕様などをオマージュしたものだ。

Point 07
シートにはブラックにホワイトのダイアモンドステッチが入り、シートバック上部には赤いISUZUロゴが入るシートカバーを装着。これならアウトドアユースにもぴったりのデザインだ。
TOPIC 02
巨大ブースには
軽トラからハイエースまで
エルフ以外にも幅広い
デモカーをラインナップ

パーツ開発車両の主力であるハイゼットやキャリイといった軽トラ、アトレーやエブリイなどの軽バンのほか、ハイゼット/アトレーのデッキバンといった特殊なベースカーまで、幅広く軽商用車のハードカーゴ仕様を展示。
ほかにも小型貨物シリーズからハイエースとプロボックスもハードカーゴ仕様を展示するなど、軽商用車から普通車まで拡大してきたハードカーゴのプロダクトを積極展開。ブロボックスは、フロントに大きなバンパーガードを装着することで、よりタフな雰囲気に変身。これまでのリフトアップ系のブロボックスカスタムとは異なるスタイルを確立し、お仕事グルマとしてだけでなく、アウトドアビークルとしての新たな一面を見せてくれたハードカーゴ仕様は会場でも注目を集めていた。





TOPIC 03
スティーブさんの視点で見た
ハードカーゴってどんな感じ?
スティーブさんとハードカーゴの接点は、彼がテキサス州の自宅で乗るサンバートラックにハードカーゴのワークキャリアを装着してもらったことがきっかけとなっている。これによって、日本のみの規格であるはずの軽トラ&軽バンメインで展開していたハードカーゴの製品だが、海外での認知度は格段にアップし、アメリカからの問い合わせも増えたそうだ。
特にアメリカは25年ルール(新車から25年が経過した車両は比較的簡単に輸入し登録ができる)が適応される古い軽自動車が多数日本から輸入されており、ハードカーゴのようなかっこいい実用アクセサリーは人気だという。
「最近はアメリカでも軽自動車は大人気で、ぼくが住むノーステキサス地域だけでも100台を超える軽自動車コミュニティが存在します。ハードカーゴのキャリアはスタイリッシュなだけでなく実用的なので、実際にガンガン使えるのがいいですね。アメリカでもハードカーゴを装着したサンバートラックはどこに行っても注目されますし、実際にハードカーゴを装着した軽トラックを農場で使っている人もいるんですよ!」


アメリカでハードカーゴのキャリアを装着した丸目のサンバートラックに乗っているスティーブさんだが、今回のイベントにはハイゼットの特装ダンプ車をベースとした「STEVE'S POV号」を展示。

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キャビンのルーフ部分にはルーフラック バスケットセットを装着し、ラックのフロント部分には6連のワークライトを装着する。

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フロントにはラジエター開口部をガードしつつフロントフェイスのイメージを大幅に変えるLEDスキッドグリルを装着する。

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ホイールは14インチのハードカーゴオリジナル レンジャーショットブラックで、組み合わせるタイヤは純正より外径の大きな165/65R14サイズのジオランダーX-AT。
写真/芝修 文/勝村大輔
構成/OUTDOORあそびーくる編集部