
- 2025.01.23
- コラボ
“さばいどる”ってなんだ?
“かほなん”をアナタはもう知っている?
- 2025.01.23
- コラボ
“さばいどる”ってなんだ?
“かほなん”をアナタはもう知っている?


狭い道や悪路も走れ、荷物をたくさん積める軽トラや軽バンは、災害救助車としての
ニーズが高まっている中、ちょっと変わったアイドル“かほなん”の活動をダイハツと
ハードカーゴがサポートしダイハツ・アトレーベースの相棒“ワイルドレンジャー2”を提供。
今回のコラムでは、かほなんとワイルドレンジャー2についてご紹介していくぞ。
TOPIC 01
サバイバル好きが高じて
防災啓発活動に励む異色のアイドル
『かほなん』は知る人ぞ知る、トリッキーすぎるアイドルだ。
ステージではフリフリの衣装で歌って踊る正統派美女だが、実は超アクティブ派! 釣りやキャンプといった王道アウトドアでは飽き足らず、わな猟狩猟やユンボの免許を取って、自分で買った山(!)を整備。
さらに無人島サバイバルまで繰り広げることから、サバイバルとアイドルをミックスさせた『さばいどる』なる新ジャンルを確立(その衝撃的な活動内容はYouTube「さばいどるチャンネル」、インスタグラムとXの@survidol_kahoでチェックしてほしい)。
スマイルを振りまくアイドルと本能全開なサバイバルの組み合わせは、ギャップがあるなんてぇモンじゃない。だが、このギャップの落差がファンをメロメロにし、周囲を巻き込むようにその影響力と活躍の場を拡大させてきた。
そんな“かほなん”の活動はアイドルと趣味のサバイバル動画の発信だけではない。2023年に防災士という資格を取得し、NHKのニュース番組で防災のコーナーを担当したり、イベントで防災に関するトークショーをするなど、防災啓発活動も行っている。


無人島を買って生活することを目標に、 『サバイバル×アイドル=さばいどる』として活躍する現役アイドル。
キャンプ、釣り、登山等から生きる知恵を学び、その様子を自身のYouTube チャンネル「さばいどるチャンネル」にて公開している。防災士の資格も持ち、YouTube チャンネル「防災士 さばいどるチャンネル」にて防災の情報も発信中。
公式HP:http://survidol.com
TOPIC 02
防災啓発活動を通じ、
ダイハツとタッグ!
プロジェクトカーが完成!
2023年、ダイハツが小規模な自治体の災害現場向けに作った『ワイルドレンジャー1』(※1)の取材をキッカケに同社と「ともに防災意識を高めていきたい!」と意気投合! そこからハナシはとんとん拍子に進み、ダイハツのコンセプトカーとともに、各地でサバイバル経験に基づく防災イベントを展開することに。そのコンセプトカーが ダイハツ・アトレーRS ターボ4WDをベースにした“ワイルドレンジャー2”だ。ワイルドレンジャー2は、かほなんが実際に乗りこなす中で感じた不満や希望を、ダイハツにフィードバックすることで日々バージョンアップ。防災啓蒙&災害レスキュー仕様としてのパフォーマンスを高めている。

たとえばその室内。災害現場に物資を届けるだけならリアシートは必要ないが、万が一、救助者などを乗せるシーンに出くわしたときのために、あえてリアシートを残したという。リアゲートを開ければ、スライドレールでキャビネットが手前に引き出され、2tジャッキ、チェーンソー、アングルカッターなどの重装備が出現。テキパキと現場で活路を切り開く仕様となっている。


WILD RANGER Ⅰワイルドレンジャー1
ルーフにボートを積み、川や湖のレジャーもこなす水陸両用アウトドアマシンだった。
かほなんの相棒であるワイルドレンジャー2は、防災普及活動&災害現場レスキュー仕様へと一新。
屋根はボートから人が立てる仕様となり、ここから捜索活動や住民への呼びかけを行うことができるようになっている。
(※1)写真:2023年の東京オートサロンでお披露目されたワイルドレンジャー1。
TOPIC 03
さらなる実用性を意識した
ハードカーゴの進化形で架装!
ダイハツとかほなんが考案した室内はもとより、エクステリアの架装も災害救助仕様へと作り込まれたワイルドレンジャー2。ハードカーゴ製のルーフキャリア/LED作業灯/マーカー/サイドオーニング/スキッドガード/マッドガードを装着しているが、とくに注目は進化したハードカーゴ製ルーフキャリア。アウトドアキャリアVer2のフレームは、従来品の軽バン&軽トラ向けのハードカーゴ製ルーフキャリアの特徴であるスチールの丸パイプではなく、新開発の肉抜き加工されたスチールプレートを使用し大幅な減量を実現。もちろん、それによって強度が落ちるなんてことはなく、レインガーターとの接合部を新設計。キャリアそのものもコの字断面の採用により耐荷重の面で劣ることなど皆無と大きな進化を遂げている。



WILD RANGER Ⅱワイルドレンジャー2
■ ベースカー/アトレー・RS(4WD)
■ 車両製作協力/ダイハツ工業、ハードカーゴ
また、ワイルドレンジャー2はタイヤをアトレー純正の12インチから14インチにサイズアップ。直進安定性がググッと向上し「現場への移動がかなりスムーズになった」と好評だという。
かわいいアイドルでありながら、防災についての普及活動を行い、いざというときには現場で奮闘するかほなんの相棒として、ワイルドレンジャー2はハードカーゴのプロダクトによってさらなる進化を遂げたのだ。


Customization Features
ハードカーゴで架装した
こだわりのポイントを紹介!

Point 01
ボディの上半分に塗られたイエローは被災地で目立つことと、かほなんのイメージカラーであることから、すんなり決定! ボディ下側に塗られたブラックは、保護塗料のようなザラついた質感のものを使用している。

Point 02
ワイルドレンジャー2が装着しているルーフラックは、肉抜きした鉄製プレートを組み合わせたハードカーゴキャリアの新タイプ。2025年2月上旬頃から販売開始予定だ。


Point 03
ラック前方にはIPF×ハードカーゴコラボのワークライトをセット。ライトカバーはカモフラージュカラーで、ハードカーゴ製サイドオーニングのカバーカラーと同色コーデ。普段使いや野営時に休憩スペースとして活用出来るサイドオーニングは横幅2.0m、引き出し幅2.5mとなる。


Point 04
フロントマスクはグリルを中心に保護するハードカード製スキッドグリルにて防御性能をアップ。見た目のよさに加え、クルマ自体の剛性感が増したみたいで、「悪路に強くなった」と、かほなんも大喜び!リアタイヤが巻き上げる泥や小石からボディを守るハードカーゴのマッドガードも装着。

Point 05
ハードカーゴのヒット商品“レンジャーホイール(14×4.5J)”とヨコハマ・ジオランダーX-ATタイヤ(165/65R14)が、悪路突破の強い味方に! サスペンションはノーマルだ。


Point 06
ラゲッジに積まれたキャビネットは、ワンオフ。すなわち一品モノ。網目状になっている側面に、バールやアングルカッターなどを固定している。サイズはリアゲート側からみて約高さ1000×幅500×奥行780㎜。キャビネットの左にはオールパワーズのポータブル電源を、右には脚立を収納している。

Point 07
ワンオフのシートエプロンはフロントシートを汚れから守るほかに、中に詰めたアンコにより運転時のホールド性を高め、さらに背面のポケットで収納力アップにまで貢献。

Point 08
下に取り付けたスライドレールにより、キャビネットはサッと車両後方へと引き出し可能。中央にスコップ&シャベル、ハスクバーナの電動チェーンソー&手斧、右に2tジャッキと消化器を常備。このほかファイテックの投てき型消化器なども準備万全だ。

Point 09
災害発生時、携帯電話より頼りになるのが無線だ。そこでアトレーの運転席上部・天井付近のスペースに無線と周囲に呼びかけを行う際のマイクシステムを搭載。
写真/南井浩孝 文・構成/KーMAGAZINE編集部